インプラント手術の流れを完全解説|初診〜完成まで
「インプラントの治療って、具体的にどんな流れで進むの?」「何回通えば終わるの?」という疑問を持つ方は多いです。インプラント治療は入れ歯やブリッジと違い、複数回の通院と数ヶ月の期間が必要です。この記事では初診から人工歯完成まで、全ての工程を順番に解説します。
インプラント治療の全体像
標準的なインプラント治療(骨造成なし・1本の場合)の流れ:初診・カウンセリング → 精密検査(CT・口腔内診査)→ 治療計画の説明・同意 → 1次手術(インプラント体の埋入)→ 骨との結合を待つ(2〜6ヶ月)→ 2次手術(ヒーリングアバットメント装着)→ 上部構造(人工歯)の型取り・製作 → 人工歯装着・咬合調整 → 定期メンテナンス(以後継続)
総期間:6〜12ヶ月(骨造成が必要な場合は9〜18ヶ月)|通院回数:5〜8回(医院・ケースによって異なる)
ステップ別詳細解説
STEP 1:初診・カウンセリング(1回目)
患者の主訴・希望をヒアリングし、口腔内の視診・パノラマX線撮影(簡易)を行います。インプラントが選択肢になるか大まかに確認し、費用・治療方針の概要を説明します。所要時間:30〜60分。無料カウンセリングを実施している医院が多いです。
コンサルタントからのアドバイス:1院だけで決めず、最低3院のカウンセリングを受けて比較することをおすすめします。説明の丁寧さ・費用の透明性・担当医の専門性を比較するための場として活用してください。
STEP 2:精密検査(2回目)
歯科用CT撮影で顎骨の3D断面を撮影し、骨の厚み・密度・神経・血管の位置を把握します。口腔内写真・歯周組織検査、全身疾患・服薬内容の確認(手術リスク評価)も行います。骨造成が必要かどうかもこの段階で判定します。所要時間:30〜60分。CT撮影費用:無料〜5,500円。
インプラントを埋入する位置の近くには下歯槽神経(下顎)や上顎洞(上顎の空洞)があります。CT画像なしでは神経損傷・上顎洞への穿孔リスクが高まるため、CT撮影を省略する医院は避けることをおすすめします。
STEP 3:治療計画の説明・同意
CT画像を使ってインプラント埋入位置・角度・骨造成の要否を説明し、総費用の最終確認(追加費用が発生する可能性も含めて)を行います。インフォームドコンセント(治療内容・リスクの同意書)にサインする段階です。すべて納得した上で同意書にサインしましょう。
STEP 4:骨造成(必要な場合のみ)
骨の量が不足している場合、インプラント埋入前に骨を増やす手術が必要です。
| 術式 | 対象 | 期間 |
|---|---|---|
| GBR(骨誘導再生法) | 骨幅が不足している場合 | 3〜6ヶ月の治癒期間 |
| サイナスリフト | 上顎臼歯部の骨高さ不足 | 4〜6ヶ月の治癒期間 |
| ソケットリフト | 軽度の上顎骨高さ不足 | インプラント埋入と同時可能なことも |
骨造成が必要な場合、総治療期間が9〜18ヶ月に延びます。精密検査の時点で必要かどうかが判明します。
STEP 5:1次手術(インプラント体の埋入)
局所麻酔後、歯茎を切開して顎骨を露出させ、専用ドリルで骨に穴を開け、チタン製のインプラント体(人工歯根)を埋入します。その後歯茎を縫合して閉じます。所要時間:1本あたり30〜60分。麻酔は局所麻酔が基本(不安が強い場合は静脈内鎮静法を選べる医院もあり)。術後は腫れ・鈍痛が2〜3日続くことが多いです。
術後の注意点:当日の激しい運動・飲酒は避ける。傷口を舌や手で触らない。処方された薬を指示通りに服用する。腫れや痛みが強くなる場合はすぐに医院へ連絡。
STEP 6:骨との結合を待つ期間(待機期間)
インプラント体が顎骨と結合する(オッセオインテグレーション)のを待ちます。下顎は2〜4ヶ月、上顎は骨密度が低いため3〜6ヶ月が標準です。この期間中は仮歯を使用するか、欠損部に処置なしの状態で過ごします。通院は月1回程度の経過確認で済みます。
STEP 7:2次手術(ヒーリングアバットメント装着)
局所麻酔後、埋入したインプラント体の上に小さな穴を開けて「ヒーリングアバットメント」を装着します。歯茎の形態を整えるための処置で、所要時間は15〜30分程度。1次手術と比べて侵襲が少なく、術後の痛み・腫れも軽微なことが多いです。なお、1次手術と2次手術を同時に行う「1ステージ法」を採用している医院もあります。
STEP 8:上部構造(人工歯)の製作
型取り(通常の型取りまたはデジタルスキャン)と咬合(噛み合わせ)のチェックを行い、技工所で人工歯を製作します(約2〜4週間)。
| 素材 | 特徴 | 費用目安 |
|---|---|---|
| メタルボンド | 金属フレームにセラミックを焼付け・耐久性高 | 10〜15万円 |
| オールセラミック | 透明感・審美性に優れる | 10〜20万円 |
| ジルコニア | 強度・審美性のバランスが良い | 12〜22万円 |
STEP 9:人工歯装着・咬合調整(最終回)
製作した人工歯をインプラント体に装着し、咬合(噛み合わせ)の調整・確認を行います。清掃方法・メンテナンス計画の説明も受けます。所要時間:30〜60分。これで見た目・機能ともに天然歯に近い状態が回復します。
治療期間・通院回数のまとめ
| ケース | 総治療期間 | 通院回数(目安) |
|---|---|---|
| 骨造成なし(標準1本) | 6〜9ヶ月 | 5〜7回 |
| 骨造成あり(GBR等) | 9〜14ヶ月 | 7〜10回 |
| 骨造成あり(サイナスリフト) | 12〜18ヶ月 | 8〜12回 |
| 即時荷重(即日仮歯)対応の場合 | 6〜9ヶ月(審美回復は即日) | 標準と同じ |
名古屋でインプラントを始める前に確認すること
- 精密検査(CT撮影)を必ず受ける:骨の状態を確認してから手術計画を立てる
- 総費用(3段階すべて込み)を最初に確認:「22万円〜」は一部費用のみのことが多い
- 治療スケジュールを提示してもらう:何ヶ月・何回通うかを事前に把握する
- 複数院で比較:治療方針・費用・担当医の印象を3院以上で比べる
名古屋エリアの医院情報はエリア別医院一覧、費用の詳細は費用ページをご覧ください。
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